【副業実践者インタビュー Vol.7】「会社の看板に頼らない」経験が成長と自信をもたらす

掲載日:2025/1/20

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サステナビリティ領域で活躍されているD.Tさんが、副業を始めて感じたこととは?副業を始めてよかったことや、副業を始める際のアドバイスをお聞きしました。

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副業者

D.Tさん(インタビュー時:39歳)

副業者

D.Tさん(インタビュー時:39歳)

お仕事:エネルギー会社に約17年従事。脱炭素、サステナブル領域を主軸に、経営企画や新規事業創出に携わる。
副業歴:2023年4月に開始。スポットコンサルやプロジェクト型の副業案件を複数回支援。

「解決できる課題に手を出せない歯がゆさ」が副業のきっかけ

現在はどのようなお仕事をされていますか?
国内でエネルギー供給を行う会社に勤めており、経営企画や事業開発に携わっています。同時に現在は、サステナビリティ領域の責任者として、脱炭素に特化した事業創出などを行っています。
副業を始めようと思ったきっかけを教えてください。

2021年に本業の仕事として、長野県で地域の脱炭素に取り組む社団法人を立ち上げたのがきっかけです。地元の方々とともに社団法人を作ったのですが、会社の方針から少し領域がずれる案件や、規模の小さな案件など、会社としては受けにくい仕事がどうしても出てきます。目の前に自分が解決できそうな課題があるのに、手を出せないという歯がゆさを感じたことから、副業を意識し始めました。

当時は副業制度が会社になかったのですが、2023年に解禁され、そのタイミングで副業を開始しました。

副業を始める際に、不安だったことはありますか?

会社員としての仕事しか経験がなかったので、会社の看板に頼らず個人としてはたらくことに不安を感じていました。そもそも案件を獲得できるのか、本業以外の限られた時間で報酬に見合った成果を出せるのか、という点は心配でした。

副業案件の獲得と仕事のクオリティ維持を同時並行で行わなければならないので、副業を経験した現在もこの不安感は消えない部分がありますね。

HiPro Directで、どのような案件を担当されましたか?

企業が持つサステナビリティ領域への課題に対して、主に二つの業務を行っています。

一つが副業先企業のCO2排出量の算定や、中長期の削減目標作成などの業務。二つ目がサステナビリティ領域のマネジメントプロセスを設計し、副業先の経営にどのように入れていくのかを検討する、コンサルティングのような業務です。

本業もある中で副業をされていると思いますが、時間の使い方について教えてください。

基本的に平日の日中は本業の仕事を行い、本業の就業時間後に副業を行っています。本業はフレックス制のため、必要な場合は日中に副業先とオンラインで打合せをすることもあります。

本業の休日にも副業をすることがありますが、お昼から夕方は極力仕事を入れず、家族との時間を減らさないように気を付けています。子どもは21時頃に就寝するので、できるだけそれ以降に副業をするにようにしています。

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プロフィール登録情報は「言葉選び」にこだわる

D.Tさんが副業案件を探す際のポイントを教えてください。

本業でも携わっているサステナビリティや脱炭素の領域のスキル獲得が、副業をする目的の一つですので、そこを軸に案件を探しています。ただし、求める領域の案件は多くないため、たとえばM&A に関するご支援など、経営企画の経験を活かせる案件もお受けしています。

応募時に工夫したポイントを教えてください。

プロフィールなどの登録情報の言葉選びにこだわっています。

たとえば、「サステナビリティ」という言葉よりも「脱炭素」の方が検索キーワードとして使われやすいとか、M&Aの支援は新規事業開発支援に内包されていることもあるので、「M&Aの支援」よりも「新規事業開発の支援」と記載した方がよいなど、プロ人材を探している企業側がどのように検索するのかを考えて情報を登録しています。

副業を始める際に困ったポイントはありましたか?

活動時間の調整が難しかったです。参画したいのに、平日の日中が活動時間の中心になりそうだからと、お断りするしかない案件がいくつかありました。

実際に副業をしてみると、スケジュールやタスク管理は結構大変でした。副業先企業によってコミュニケーションツールが異なっていたり、資料の共有方法や格納場所がそれぞれ異なるので、資料を見つけるのに時間がかかったり、さまざまな打合せが入るので内容の整理が必要だったり。複数案件を同時に進める際は特に難しいと感じました。

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会社の看板に頼らないことで自分の仕事の価値がわかり、自信につながる

実際に副業を行なってみて、いかがでしょうか?

副業を始めてよかったというのが一番の感想です。自分の力を試すことができましたし、副業によって明らかにスキルが向上したという実感があります。「知識はあるけど業務経験がない」ことに挑戦でき、実際に手を動かすことで成長できたと思います。会社の看板に頼らずに、すべて自分の責任で仕事をするので、成果にコミットする意識も高まりました。

また、副業をすることで、タイムマネジメントを徹底せざるを得ない状況になり、それが本業にもよい影響を与えていると思います。たとえば、なんとなく一時間に設定していた会議時間を短くしたり、仕事を精査してやらない仕事を決めたりと、時間の使い方を改めて考える機会になりました。

具体的に副業をしてよかったと感じたエピソードを教えてください。

サステナビリティ領域の対応について、現場の社員から責任者に何度も必要性をお話されていたようですが、あまり納得感を得られなかったそうです。そこに社外の専門家という立場で私が具体的な内容を説明したところ、納得していただきスムーズに提案を通せるようになり、大変喜んでいただけました。

社外の人材だからこそ貢献できることがあるんだ、と実感できた瞬間でした。

副業特有の難しさを感じられたことはありますか?

副業をしている期間が長くなるほど、本業で高いパフォーマンスを出さなければいけないというプレッシャーは高まります。本業の会社に副業を認めてもらっている手前、本業が疎かになってしまっては元も子もないので、本業と副業のバランスの取り方には気を付けています。

最後に、副業にこれから挑戦したい方に向けて、メッセージやアドバイスをお願いします。

副業をしたことがあるかどうかで得られる経験が変わることも多いので、迷っているのであれば一度挑戦してみてほしいです。本業で普段やっている仕事の価値は、社内にいるとわかりにくい と思うのですが、社外の評価を得ることで自分の仕事に自信を持つことができます。

初めて副業をする場合、個人としてはゼロスタートなので、実績を積む下積み期間のようなものは少なからずあると思います。それでも、キャリアや収入をつくる新たな道の一つとして、ぜひ副業を経験してほしいと思います。

※ プロフィール内容および仕事内容は、取材当時のものです。

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